2011年3月3日木曜日

神様

蔵王温泉は開泉して1900年あまりの名湯らしい。 

そこに行ってきた。 


一通りスノボーと樹氷を楽しみ、疲れた体を癒そうと温泉へ。 

硫黄の香りと檜の香りがふんわりしていて、雰囲気最高。いざ湯舟へ。 

ざっぶーんっと入るとまさに極楽。 

思わず 

「生き返るー、極楽極楽」 

と声にだして独り言。 


……それが間違いだったのか、呼び寄せることになったのです。僕の大好きなタイプのおじいちゃんを。 


しわっしわの顔をした、年齢が想像つかないくらい、お歳を召されたおじいちゃんがその独り言に反応してきた。 


おじいちゃん(セリフ) 
「生き返るっていうのはな小僧、死にかけのこのワシが持病の心臓病で死んだ後に、ガバッと生き返ったとき使うんじゃ」 

 
「…そうですか、すみません」 


…うーん、来ましたね。 

22歳のまだ社会に出てすらいない小僧です。 


面白いから話をしようと決意。 


少しの沈黙を挟み、 


 
「おじいさんはこの温泉良く来るんですか?」 

おじいちゃん 
「来るさそりゃ。近所だもんなぁ」 

 
「へー、近所なんですね、僕はこのあたり樹氷で有名だってことで千葉から来たんです」 


おじいちゃん 
「樹氷かぁ。ありゃワシみたいな老人が山に登って歩けなくなってなぁ、そこに雪が積もったら樹氷になるんじゃ」 

 
「……へぇ。」 


このあたりから、だいぶおじいちゃん良く喋るし元気なことに気付き始めた僕。 


 
「でも、おじいさん、お若いですね」 

おじいちゃん 
「当たり前よぉ、80過ぎたがあと10年は生きるつもりよ」 


…ほらきた、最初の心臓病は冗談なのね。 


とんだ冗談というか嘘ですおじいちゃん。 


でも 
このタイプのおじいちゃんがとっても好きです。 


神様って呼ぶことにしてます。 


これからも沢山の神様に出会いたいです。

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