蔵王温泉は開泉して1900年あまりの名湯らしい。
そこに行ってきた。
一通りスノボーと樹氷を楽しみ、疲れた体を癒そうと温泉へ。
硫黄の香りと檜の香りがふんわりしていて、雰囲気最高。いざ湯舟へ。
ざっぶーんっと入るとまさに極楽。
思わず
「生き返るー、極楽極楽」
と声にだして独り言。
……それが間違いだったのか、呼び寄せることになったのです。僕の大好きなタイプのおじいちゃんを。
しわっしわの顔をした、年齢が想像つかないくらい、お歳を召されたおじいちゃんがその独り言に反応してきた。
おじいちゃん(セリフ)
「生き返るっていうのはな小僧、死にかけのこのワシが持病の心臓病で死んだ後に、ガバッと生き返ったとき使うんじゃ」
僕
「…そうですか、すみません」
…うーん、来ましたね。
22歳のまだ社会に出てすらいない小僧です。
面白いから話をしようと決意。
少しの沈黙を挟み、
僕
「おじいさんはこの温泉良く来るんですか?」
おじいちゃん
「来るさそりゃ。近所だもんなぁ」
僕
「へー、近所なんですね、僕はこのあたり樹氷で有名だってことで千葉から来たんです」
おじいちゃん
「樹氷かぁ。ありゃワシみたいな老人が山に登って歩けなくなってなぁ、そこに雪が積もったら樹氷になるんじゃ」
僕
「……へぇ。」
このあたりから、だいぶおじいちゃん良く喋るし元気なことに気付き始めた僕。
僕
「でも、おじいさん、お若いですね」
おじいちゃん
「当たり前よぉ、80過ぎたがあと10年は生きるつもりよ」
…ほらきた、最初の心臓病は冗談なのね。
とんだ冗談というか嘘ですおじいちゃん。
でも
このタイプのおじいちゃんがとっても好きです。
神様って呼ぶことにしてます。
これからも沢山の神様に出会いたいです。
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